英検を持っていないと大学が受けられず卒業もできない!?

英検を持っていないと大学が受けられず卒業もできない!?

英語の能力試験で一定以上の成績を取ると大学入試の受験資格になるかもしれません。
言い換えると、行きたい大学が提示するレベルの英語検定試験に合格していなければ、受けることすらできないということ。さらに卒業のための要件とするとあるので、受かっていなければ卒業もできないかも!?

 

これは自民党の「教育再生実行本部」が安倍首相に渡した提言の1つです。
以下、英語教育を改革するための提言の内容です。

 

  • 実用的な英語力を測る英語能力試験での一定以上の成績取得を大学入試の受験資格とするほか、大学卒業のための要件とすること
  • 高校卒業段階において英語能力試験で一定以上の成績を全員が達成する
  • 英語能力試験での一定以上の成績を英語担当教員の採用条件とする

 

生徒や先生に求められる英語力の指針もあります。
中学校卒業時点・・・英検3級程度
高校卒業時点・・・英検準2級程度
英語担当教員・・・英検準1級程度

 

としています。

 

では、実際の中学生・高校生の英語力の実態はどうなのでしょう?

 

2012年12月の文科省の調査によると、英検3級以上を取得している中3は16.2%、英検3級と同等の英語力があると思われる生徒を含めると31.0%。
英検準2級以上を取得している高3は10.6%、英検準2級と同等の英語力があると思われる生徒を含めると31.0%となっています。
先生に関しては、英検準1級以上程度の英語能力試験の資格を持つ英語担当教員は中学校が27.7%、高校が52.3%です。

 

上記の調査から言えることは、求められている英語力とは程遠いということに。
もちろん、生徒や先生の全てが英語能力試験を受けているわけではないということを考慮に入れても自民党実行本部の提言の具体化はハードルが高いと言えるでしょう。

 

以前小学生の英検について記事を書いたのですが、小学生の方がすごい子がいるようですね。



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英語能力試験を大学の受験資格にするとありますが、問題なのは英語の資格を取った時期だと思います。
大学受験をする直近なら問題ありませんが、例えば小さい頃(幼児や小学生の時)に取った資格でも有効なのかということは明記されていません。
TOEICなどの試験はスコアは2年間しか有効ではありません。
英語などの言語能力は触れていないと低下してしまいがちですので、いくら小学生の時に資格を取っていても中学、高校で英語の勉強をおろそかにしていたら同等の英語力はキープできないと思うのです。
語学は続けることが大事ですからね。

 

政府(文科省、教育再生委員会)は、英語能力試験を英検をメインに考えているようですが、高校生くらいになればTOEICも視野に入れたほうが良いのでは?と私は思います。
英語を聞いて頭で理解する、英語を読んで理解するスピードはTOEICの方が実際に近いのではないかと思うからです。
でも当面は受験や学校英語に関しては英検の方が有利なのでしょうかね。

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